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BONTEN KANJOU



私が生まれて初めてBONちゃんと呼ばれたのは、ある派遣会社で働き始めてすぐのことでした。
たまたま一緒に派遣された彼女は子育てを終えた主婦で、仕事に復帰するのがずいぶん久しぶりとのことでした。シュフとして長く生息していたせいか、それとも生まれつきそうだったのか、とにかくぶっとんだ人で、初めて出会って3日目にはあだ名をつけられました。彼女が呼ぶので周りの人も自然とそう
呼ぶようになり、私はすっかり自分を"BONちゃん"だと思うようになりました。
あれから幾年月が過ぎたでしょう。
私は派遣会社を何回も変え、彼女もあだ名のこともすっかり忘れて過ごしていました。みけまゆみさんのサイトを発見し、谷原由美さんのヒプノセッションを受けてから、私は自分がどうしてここにいるのか思い出しました。
そしてこの先どうしたいのかも。
その後私はブログを書き、梵天ことBONちゃんとして今までとは別の世界で生きていこうと覚悟を決めました。それが私のできる唯一のことだから。
私に名前を与えてくれた彼女はもうこの世の人ではありません。
もしかするとあの人は梵天さまのお使いだったのでしょうか。今の私を見て、あの頃のように「もうBONちゃんったら~」と笑っているのでしょうか。
そんな彼女に心から許しを請い、感謝を込めて名前を使わせて頂きます。
本当にありがとうございました。
なぜBONちゃんなんですか?それはね・・・
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